神田川1985(2)川の上の送電線
2009年 08月 25日
1985年8月、神田川と山手通りと交差する長者橋から2つ下流側の菖蒲橋から、上流方向を眺めた景色。奥に写っている橋は宝橋という。送電線は高速道路と違ってちゃんと川の上の空があって、独特の形をした鉄塔は風情が感じられる。
こちらは上と同じ橋からほぼ同じアングルでみた、現在の姿。左側のマンションは当時と変わっていないが、送電線の鉄塔は見事に何の痕跡もない。そして、目につくのは沿岸の緑がだいぶ失われてしまったということ。護岸はずいぶんと綺麗になっているが、今の風景は何だか無機質だ。同じ人工的な水路でも、24年前の姿の方がしっくりとくるのは、単に見慣れていないからだけだろうか。