森厳寺川(北沢川下北沢東支流)(3)中流域
2009年 12月 06日
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森厳寺川(北沢川下北沢東支流)(1)三田用水からの分水
森厳寺川(北沢川下北沢東支流)(2)二つの源流
川は井の頭通りを越えると2本の平行した流れとなる。南側(西側)の流れは早い時期に暗渠化されたようで、下水道代沢幹線となっている。一方、北側(東側)の流れはかなり最近まで開渠だったためか、比較的川の気配が残っている。
遊歩道風になっている区間。この辺りは、暗渠沿いに小公園がいくつかあって、一体化して整備されたようだ。
ふたつの暗渠を挟んで公園がある。奥の道が南側の水路。その後ろには谷底から丘に登る急坂が見える。
北側の水路には一部未舗装の区間も残っている。
下水道幹線となった南側(西側)の暗渠は普通の車道となっているが、蛇行に川の名残がある。
北側の水路は、三田用水からの分水と合流したのち、こんな暗渠に。植え込みのところが水路だったようだ。
道の真ん中に排水用の凹みがある。この辺りは谷の東側の斜面がかなり急になっている。暗渠となった今でも谷底で雨水が集まり易いのだろう。
下って行くと小田急線の線路に突き当たる。現在は小田急線の立体交差化の工事で周囲は激変してしまったが、写真のように数年前までは谷を跨がる線路の土手の下を潜って行く、流路の遺稿が見えた。
線路の反対側にも数年前まで貴重な遺構があったのだが、これは次回の下流篇で。