東京都内の中小河川や用水路、それらの暗渠、ひっそりと残る湧水や池をつれづれと辿り、東京の原風景の痕跡に想いをよせる。1997年開設の「東京の水」、2005年開設の「東京の水2005Revisited」に続く3度目の正直?


by tokyoriver

【暗渠本感謝企画(?)】記事の2シリーズを電子書籍化してみました。

先月末に刊行された暗渠本「地形を楽しむ東京「暗渠」散歩」、おかげさまでまずまず好調な売れ行きとのことです(神田三省堂本店では、ノンフィクション部門売り上げランキングでずっと10位前後だとか)。ありがとうございます。

さて、なかなか新規記事を用意できず、申し訳ありません。代わりと言ってはなんですが、暗渠本感謝&出遅れたクリスマス&早めの新年企画として、本サイトの記事の中から以下2点を電子書籍化してみました。

(1)「東京の水 石神井川源流篇」
eBooksから
ファイル直接
(2)「東京の水 深大寺用水・仙川用水・入間川篇」
eBooksから
ファイル直接

(1)は全4回のシリーズで、一般的に「石神井川上流端」とされている地点よりさらに上流にかつて存在していた石神井川の源流部の謎にせまる記事です。暗渠本の石神井川水系の章に入れたかったのですが、ボリュームが大きく断念したエリアです。石神井川は都内北部の中小河川を代表する川でありながら、私の知る限りその源流について、いままでなぜかしっかりした検証がされてきませんでした。今回電子書籍化した記事では、川とは直接関係ない資料に断片的に垣間見られる情報を総合し、関連する「鈴木田用水」「経理排水」「石神井幹線」といった水路とあわせながら、推測も含めてかつての石神井川源流部の様子に迫っています。

(2)は全17回のシリーズで、明治時代初期に開削され、三鷹市から調布市にかけて流れていた玉川上水の分水「深大寺用水」について、関連する自然河川「入間川」や、品川用水の前身とされる「仙川用水」とあわせて記事にしています。こちらも多くの謎があり、また間違って理解されたものが広まっていたりといった事項もある中、50点以上の文献をもとにわかる限り解明につとめてみました。なかでも興味深いのは、まず深大寺用水の流路。水の配分を巡るシビアな情勢から、二段水路や隧道などを駆使し、水利権のない地域へは徹底して水を与えないような流路になっていました。そして、情報があまりに少ない仙川用水の実態についても、できるかぎり解明してみました。かなりの分量(電子書籍換算で300~400ページ)で回数も多く各記事のボリュームのもあったことから、ブログではかなり読みにくかったのではないかと思います。電子書籍化したことで、読みやすさの部分がだいぶ改善されたかと思います。

閲覧方法

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【Androidの場合】
デフォルトの電子書籍リーダはないようですが、CopperReaderやFBReaderなど、いくつかePub対応のリーダーがあるそうです。

なお、ブログに付随する簡易な機能を利用して作成したため、レイアウト等におかしな部分があったり、冒頭に印刷した書籍化の宣伝が入ってしまう点はご容赦ください。

年末年始の読み物としてお楽しみいただけたら幸いです。
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by tokyoriver | 2012-12-28 12:40 | お知らせ | Comments(0)