東京都内の中小河川や用水路、それらの暗渠、ひっそりと残る湧水や池をつれづれと辿り、東京の原風景の痕跡に想いをよせる。1997年開設の「東京の水」、2005年開設の「東京の水2005Revisited」に続く3度目の正直?


by tokyoriver

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暗渠本「地形を楽しむ東京「暗渠」散歩」、ネット通販や一部の書店では先行して週末に発売が始まっておりましたが、本日11月26日(月)に正式リリースとなりました。
本についての基本的な情報はふたつ前の記事を、詳細な情報はひとつ前の記事をご覧ください。

今回は発売にあわせて"Bonus Tracks"と題し、書籍の補足図版を2つほど、掲載させていただきます。
すでにお手元にある方はお判りと思いますが、今回の本では個別記事それぞれに段彩図で暗渠マップが掲載されているほか、各水系毎の概説にも全体の暗渠マップを掲載しています。こちらで、個別記事に載せきれなかった暗渠もルートだけはカバーしているような体裁となっています。
ただ、その中で「神田川支流の暗渠」地図(p.66-67)だけ、個別記事で取り上げている暗渠だけが描かれているかたちとなっています。
これでは物足りなく思われる方もいらっしゃるかと思いますので、私の担当記事ではないのですが補足的に、序章の暗渠マップ(p.13)の原図から神田川水系の川・暗渠だけ抜き出したものを掲載してみます。ただし、段彩図ではなくgoogle mapにプロットしたもののキャプチャとなります。また、個別記事の地図とは若干異なる部分があります。

※【2012.11.30追記】確認したところ、校正ミスによる抜けのようです・・・

地図はクリックすると1200pxl×640pxlの大きなサイズになります。
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【凡例】青:暗渠の河川、 水色:開渠の河川、掘割・運河 赤:暗渠の用水路 桃色:開渠の用水路 緑:埋め立てられた掘割・運河

また、こちらは私が担当した記事ですが、石神井川支流の暗渠」の地図(p.180-181)では、紙面スペースの都合上、三宝寺池付近より上流の石神井川の地図が入り切っておらず、また「上水・用水の暗渠」の地図(p.200-201)では地図の範囲としては入っているものの石神井川上流に接続していた鈴木用水、鈴木田用水、田無用水や、田柄川に接続していた田柄川の描画が都合上省略されています。
この2つの地図の補足として、石神井川源流付近の地図を掲載してみます。こちらも前の地図と同様、段彩図ではなくgoogle mapにプロットしたもののキャプチャとなります。p.199の表に対応して用水路の名称を入れてみましたので、これで多少理解の手助けになるでしょうか(玉川上水の南側にあった分水や小川用水や野中用水の流末については、省略してあります)。凡例についても前の記事と同様です。

地図はクリックすると800pxl×500pxlの大きなサイズになります。
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以上、本を読まれる際の手助けになれば幸いです。
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by tokyoriver | 2012-11-26 12:00 | お知らせ | Comments(2)
暗渠本「地形を楽しむ東京「暗渠」散歩」、11月26日(月)の発売日も近づき、ようやく手許に見本が届きましたので、詳細な情報を追加します。基本情報はひとつ前の記事をご参照ください。

まず、表紙はこんな感じに仕上がりました。渋谷川中流域の暗渠マップがそのまま表紙となっています。
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中を見てみると、とにかくカラー印刷となったことが想像以上に効果をあげています。写真は鮮明ですし、特に地図がかなりわかりやすくなりました。暗渠ムック「東京ぶらり暗渠探検 消えた川をたどる!」掲載の地図と比較してみると例えばこんな感じです。
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これはムック版の渋谷川概要の地図。一応2色刷りで川の色分けはされていますが、ちょっと地味ですね。また、川の描線もやや大雑把な部分がありました。
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こちらは今回の地図。ひと目でお判りのように、今回はカシミール3Dと数値地図5mメッシュを使用した段彩図をベースにしています。川の描線もgoogle mapで作成したkmlファイルをローデータで提供しました。結局kmlファイルそのままは使わず手描きで再描画されているようですが、前回よりも正確になったのではないかと思います。また、用水系と自然河川系の色分けも実現。ずいぶんわかりやすくなったとおもいますがいかがでしょうか。図版がしっかり見られるよう、写真のように綴じ目までしっかり開けるような特殊な製本となっているのも隠れたポイントです。

本文もご覧のとおり。写真がカラーになり、紙質もよくなって、細かいところまでよく見えるようになりました。
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そして、新規時事も非常に充実したものとなっていて、ムックをお持ちの方でも十分にお楽しみいただける仕上がりになっているかと思います。また、価格がムックの倍にはなってしまっていますが、それに見合ったコンテンツとなっていることは見本を手にとって実際に読んでみて、確認できました。

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内容は以下のとおりです。

序 東京の暗渠
かつての川がたどってきた歴史とそこを探索する意味/暗渠探索のポイント

Ⅰ 渋谷川支流の暗渠
概要/渋谷川(上流域)/玉川上水原宿村分水/河骨川/
宇田川初台支流(初台川)/宇田川/いもり川/笄川
Special Report 1 白金分水・玉名川・白金三光町支流を歩く

Ⅱ 神田川支流の暗渠
概要/桃園川/井草川/江古田川(上流域)/弦巻川/水窪川/蟹川/紅葉川/谷端川・小石川
Special Report 2 歴史が凝縮された東大下水をたどる
Special Report 3 神田川笹塚支流(和泉川) 時代の重なりを味わう
Special Report 4 存在わずか数十年 善福寺川支流・松庵川

III 目黒川支流の暗渠
概要/北沢川/空川/蛇崩川/谷戸前川/羅漢寺川
Special Report 5 水源の池を求めて烏山川をさかのぼる

Ⅳ 呑川支流の暗渠
概要/呑川(上流域)/九品仏川/駒沢支流・洗足流れ 

Ⅴ 石神井川支流の暗渠
概要/貫井川/エンガ堀/田柄川/谷田川・藍染川

Ⅵ 上水・用水の暗渠
概要/玉川上水(暗渠区間)/千川上水/品川用水/三田用水
Special Report 6 玉川上水余水吐 遺跡の宝庫をめぐる

Extra Report 外堀通り下の暗渠 水道橋分水路を行く


私が執筆を担当したのは序章、Ⅰ章のすべて、Ⅱ章の弦巻川、水窪川、蟹川、東大下水、松庵川、Ⅴ章の概要、貫井川、Ⅵ章の概要となります。また、地図については担当以外の川の流路についてもいくつか暗渠・河川ルートの原図を提供しています。各地図の原図となった東京山の手暗渠マップについては、巻頭の序章内で掲載させていただきました。
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ぜひお手にとって御覧いただけたらと思います。

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「地形を楽しむ東京「暗渠」散歩」

出版社:洋泉社
定価:本体2,400円+税
発売日:2012年11月26日
判型:A5判
頁数:240ページ
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by tokyoriver | 2012-11-17 22:21 | お知らせ | Comments(9)
諸々の事情によりブログの更新が滞ってすでに3ヶ月近く。もし楽しみにされていた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。その事情のうち半分くらいをしめていた案件が無事完了しました。というわけで、お知らせいたします。

2010年2月に刊行された”暗渠ムック”「東京ぶらり暗渠探検 消えた川をたどる!」が、おかげさまでこのたび単行本「地形を楽しむ東京「暗渠」散歩」 として大幅増補し刊行されることとなりました。出版社は前回と同じく洋泉社、発売日は2012年11月26日(月)です。

ムックでは渋谷川、神田川、目黒川の支流の暗渠をとりあげていましたが、今回はそれに加えて石神井川の支流、吞川の支流、そして玉川上水系の暗渠もとりあげています。これで東京山の手エリアの主要な水系の大部分をカバーしたかたちとなります。

そして判型もA5版、240頁オールカラーとなりました。特に地図は高低差を表現した段彩図となり、描画もかなり精緻なものになっていると思います。

執筆者は、ムックでの4名(庵魚堂さん@世田谷の川探検隊三土たつおさん、黒沢永紀さん@廃墟徒然草、私)プラス編集者さんに加えて、あらたにlotus62さん@東京peeling!、namaさん@暗渠さんぽのお二方を迎えパワーアップ。

私は今回、序章、渋谷川水系、神田川水系の水窪川、弦巻川、蟹川、松庵川、東大下水、石神井川水系の概要と貫井川、玉川上水系の概要を担当しています。序章には東京山の手暗渠マップも載せてあります。まだ見本が手元になく、現時点ではどんな仕上がりになっているのか判りませんが、表紙などわかり次第、情報をアップデートしたいとおもいます。

お値段は2400円(プラス消費税)とずいぶん高くなってしまったのですが、おそらく価格分に応えられるような仕上がりとなっているものと信じております。ぜひ書店でお手にとりご確認の上、気に入られましたらお買い求めください。


・洋泉社サイト

・Amazon

すでにamazonでは予約を受け付けているようです。


 なお、ここでひとこと触れさせていただきます。今回、「本田創編著」となっていますが、これは便宜上の表記です。実際には上記のように6名プラス編集者の方での執筆であり、編集も編集者の方が行っています(エリアや構成については大部意見を取り入れていただきましたが)。書籍情報に全員の名前を列挙すると何かと利便性が悪いということで、担当ページがいちばん多い私の名前で代表させることとなりました。
 また、書名に「地形を楽しむ」とありますが、ムックをお持ちの方はお判りのように、決して地形に特化した内容ではありません。こちらも出版社の意向によるものですので悪しからずご了承ください。

2012.11.17
表紙やページ構成の紹介記事をこちらに追加しました。あわせて御覧ください。

【情報追加】暗渠本「地形を楽しむ東京「暗渠」散歩」
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by tokyoriver | 2012-11-05 22:17 | お知らせ | Comments(0)