森厳寺川(北沢川下北沢東支流)(1)三田用水からの分水
2009年 11月 04日
今回のシリーズはその中の森厳寺川(北沢川下北沢東支流)。京王線笹塚駅の南方より流れを発し、下北沢駅の東を下って、だいだらぼっち川(北沢川下北沢西支流)を合わせて北沢川に注ぐ流れだ。
まずは三田用水からこの森厳寺川に引かれていた分水を辿ってみよう。非常に短い区間だが趣がある。暗渠が残っているのは北沢小学校の北西側。けっこう勾配があり、尾根上を流れる用水から、谷底へと水を落としていた様子がわかる。

この区間は90年代前半は開渠だった。別のサイトでも一度紹介したが、1992年当時の写真。

小学校の脇を抜けた先には銭湯「山の湯」が出現する。木造で、ボイラー周りは煉瓦つくりとなっている。

よく見ると、地面の土の中に水路が埋まっている。ここも90年代前半は開渠で、上にモノが置かれている状態だった。

銭湯を正面からよく見ると看板建築。かなり古そうな建物だ。調べてみるとどうやら昭和初期からの建物らしい。

銭湯の裏手にあたるあたりにはかつて水車があったというが、銭湯より先はほとんど痕跡がなくなっている。唯一はっきりと暗渠がわかるのが、南西へと下って行った道沿いに残る不自然に膨らんだスペース。植え込みやら柵で囲まれている。水路は写真手前右から来て、この区間をクランチ状に曲がり、この先で左に曲がっていたらしい。

右に曲がってしばらく進むと森厳寺川の暗渠に突き当たる。
この道はこんな状態だったのですかー!!!そんな「ちょっと前(!?)」までこんな景色だったとは・・・。短い間での変わりようにいまさらながら驚きました。なんだか複雑な心境です。
ここもほんと、趣があってすてきですね。下北沢なら比較的行く気がするので(それでも最近行ってませんでしたが)、川メインに行ってみたくなりました。
今暗渠になっている川で90年代前半まで開渠だったというところ、
けっこうあります。今にしてみればきちんと写真を撮っておけば
よかった、と思うのですが、当時は風景というものがこんなに
絶え間なく変わっていくなんて思っていなかったのかもしれません。
namaさん。
だいだらぼっち川という呼び名は一部の通称のようで、
しかもほとんど痕跡はないんですけどね(笑)
水源だった、現在守山小学校のある窪地がだいだらぼっちの足跡
とのことです。
「山の湯」は宮大工がつくったものだと聞きました。
文化遺産のような気がする。
だいだらぼっち川の呼び名は、確かに一部の通称ですね(笑)。
「だいだらぼっち」と似たような語感の巨人伝説が世界各地にあるので調べてみたいのですが。
なるほど宮大工ですか。確かに木造建築の部分はかなり凝った
意匠をしているように見えました。
だいだらぼっちの伝承は日本中にありますが、巨人伝説も世界中に
ありますよね。


