河骨川・姿を現した参宮橋の遺構
2010年 01月 03日
本年最初の記事は新年らしく、国分寺崖線の湧水巡りを記事にしようと思っていましたが、河骨川(こうほねがわ。通称「春の小川」)の暗渠道を経由して代々木公園方面に向かっていたときにちょっとした発見がありましたので、そちらを先に(ちなみに新年初暗渠です)。
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旧代々木山谷町にあった山内公爵邸(土佐藩の山内氏です)内の湧水池と、京王線初台駅南方の谷から発した河骨川は、小田急線を参宮橋駅の南方でくぐって線路の東側を南下していた。
現在、暗渠の道は小田急線の線路に突き当たったところで行き止まりとなり一旦姿を消すが、線路の向こう側に欄干らしき水色の柵と、草木の陰の怪しげな空間がある。
以前からこの場所がどうなっているのかを確かめたかったのだが、数年前までは、飲食店の並ぶ雑居ビルの裏手となっていて、全く様子を伺うことができなかった(写真は2005年)。

ところが最近このビルが建て替えられ、欄干らしき場所の一帯がすっきりと片付き、暗渠が見えそうな場所に駐車スペースができた。これはことによると見えるかもしれない・・・

思い切って駐車スペースに潜入、線路際まで行って橋らしき場所の方を覗いてみると・・・見えた!やはり鉄柵は橋の欄干だった。そして何と、線路の下から線路沿いにかけて、なかば土で埋められているものの水路が残っていた。地面には四角い鉄板の蓋も見える。

水路はビルに突き当たって直角に曲がり、数メートルで無くなっている。もともとは手前まで伸びていたはず。水路のなくなる地点には四角い雨水枡の柵があって、下水の流れる音が轟々と聞こえる。

下水道台帳を見ると、直径165cmの鉄筋コンクリート管がこの下を通っている様子。水路自体が残っているということは、この土の下に埋められているのだろうか。それにしても、こんなにはっきりとした形で川の遺構が残っているとは、驚きだった。
あ、興奮のあまりごあいさつ遅れましたw
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
1つ前の、荻窪の記事もすてきでした・・・先日近くまで行ったので、寄ってくればよかった・・・。しかし今回の記事もすてきですね。見えた瞬間、「おっ!」とか思わず言っちゃうんでしょうかw 再訪のたのしさも教えていただいた気がします。ひとつひとつ、写真もちゃんととっとこう、と思いました。
と、HONDAさんからはほんとに沢山のことを教えていただいております。本年も、どうぞよろしくおねがいします!!
そうそう、このビル建て替えたんですよね。
以前は小さい飲食店が4、5軒並んでて、
プールの帰りに韓国家庭料理の店でスンドゥブチゲとか食べました。
今は資本力がありそうなところの大きめの店舗が2軒だけになってますね。
今年もよろしくお願いします。
そうですね、ここまでのものは期待しないで覗いてみたので、びっくりでした。本年もよろしくお願いします!
「おっ!」と言っちゃいました(笑)。時期や時間帯、順番を変えて再訪するとまた新たな発見や変化があったりして面白いですよ。本年もよろしくお願いします!
こちらはよく拝見させていただいております。
これからも色々な場所で、発見、発掘楽しみにしています。
早速ですが、今朝このあたりを散歩していて、ちょうどこの参宮橋の
踏切から、この場所をのぞいてみたところ、なにやら工事をしている模様です。
昨日までは、線路の反対側に塩ビのパイプを入れてました(写真は撮ってあります)が、
今日みたところ、きれいに撤去されてました。
何の工事をしているのかは、近辺には何にも書いてないのでわかりません。
一応報告させていただきます。
また明朝散歩ついでに、現地の写真を撮ってみようかなと思ってます。
やはり、svx-s40さんがおっしゃっていたパイプが何本か設置されていました。
そのうち、記事をアップしますので、その際にはお目にかけられるかと思います。
結局色々ありまして、間が空いてしまいましたが
今朝ここを見に行ったところ、
線路の下をコンクリートで埋めてしまい、そこに約30センチ径の
塩ビのパイプを埋め込んで、そこから水が流れるようにしたようです。
きちんとコカコーラ側のどんづまりは排水のための工事もして
ありました。しかし、ほとんど目につかないような場所なのに
ここまで工事をするのは、何らかの目的がありそうな…?
しかし、この場所で写真を撮るのは白いフェンスがあって
撮りにくいですよねえ~
傍目からみたら、おかしなオヤジにしか見えませんよね。


