谷沢川上流部(4)上流部(環8通〜用賀)
2010年 02月 18日
砧公園北東端の向かいから、暗渠が再び現れる。環8通りから東北東に伸びる道の南側、点字ブロックが配され、遠目には幅広の歩道にみえるが・・・

近付いてみると、このとおり。点字ブロックは暗渠の蓋の上に、ビニールテープのように無理やり貼り付けられているのがわかる。そして、すぐそばには点検孔の蓋。

暗渠の幅は更に広くなって、格子状の道沿いにジグザグに曲がりながら流れていく。場所によっては車道とけっこう段差もある。環8通りから4回目に曲がったあとの区間、用賀中学校の北側には、「第六天橋」の欄干が残っている。ぼろぼろで古そうに見えるが、昭和44年竣工と記されている。

用賀中学校の北東側では用賀住宅方面にあった田頭溜池からの支流(次回とりあげる)と合流し、再度南南東へと曲がる。

コンクリート蓋の暗渠は用賀中学校の一ブロック先の区画の南側で終わり。直角に東北東に曲がるとともに遊歩道「用賀プロムナード」となる。

「用賀プロムナード」は沖縄の名護市庁舎などで知られる象設計集団の手によるものだという。様々な形のベンチや、路上の意匠が見られる。水路も作られており、場所ごとに形もいろいろ。

OKスーパーの西側で遊歩道は終わり、流路は南南東へ。かつては現在世田谷ビジネススクエアのある敷地内を横切っていたようだが、暗渠はそのまままっすぐ首都高速3号渋谷線の下へと向かっている。

首都高速に突き当たる地点では、道路に暗渠の幅に2本、亀裂が入っている。その先の塀の下の縁石も、暗渠のところだけ違っている。暗渠はこの先高速の下の資材置き場のような場所に入り、外からは見えない。かつてはこのあたりで、左岸(東側)から天神溜池に発する支流が合流していた(次回とりあげる)。

しばらく進むと、高速の下に橋の欄干が片方だけ残っている。南橋だ。その先は鉄板蓋の暗渠になっていて、上は自転車置き場になっている。90年代前半にはここから先は蓋がなかったような気がするのだが、どうだっただろう。この少し先で右岸(南側)から、砧公園南から発する支流(次々回にとりあげる予定)が合流していた。

高速に沿って100メートルほど進むと、田中橋交差点のところで川が姿を現す。

川は高速道路の下を300メートルほど流れた後、高速から離れる。
流路には比較的綺麗そうな水が流れているが、その水の大半は、ここからおよそ2キロ西、仙川が野川と合流する直前の岡本3-40にある浄化施設から導水管でひいてきた水だという(仙川を流れる水自体、三鷹の東部下水処理場の処理水がその水源の多くを占めている)。90年代前半にここを訪れたときは、流れる水は汚れていたような気がするが、導水が始まったのが1994年からだというからちょうど符合する。

谷沢川本流については、いったんここまでとし、次回、次々回は支流の暗渠を取り上げることとしよう。
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用賀駅以北の谷沢川とその支流の流路地図はこちら(goglemap)。
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フタして自転車置き場にしたくなる気もわかります。
それともフタしたから汚いんでしょうか?
そうだったんです。以前はかなり汚い水が流れてた記憶が。
でも、今回田中橋の下から流れ出る水は普通に澄んでました。
雨水と下水を完全に分ける分流式下水道が普及して、
汚水が川に流れ込まなくなったことで綺麗になったのか、
それともたまたま雪解け水なり仙川からの水が多いのか。。。


