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東京都内の中小河川や用水路、それらの暗渠、ひっそりと残る湧水や池をつれづれと辿り、東京の原風景の痕跡に想いをよせる。1997年開設の「東京の水」、2005年開設の「東京の水2005Revisited」に続く3度目の正直?


by tokyoriver

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国分寺崖線の湧水シリーズの途中だが、ちょっと別の話題。

「暗渠さんぽ」のnamaさんの、「桃園川支流を歩く その9北側支流(仮)、極狭支流(仮)」を読んでいてふと気がついた。11枚目の、舗装が新しくなっていて、おそらく以前はカーブのコンクリ暗渠があっただろうと書かれているところ、もしかしてあの場所ではないか・・・・

写真を引っ張り出してみると、民家のブロック塀&鉄柵が一致する。やっぱりここだ。
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川のカーブに合わせて丁寧にコンクリート蓋の隙間をひとつづつ埋めてあり、ある種芸術的とも言えるような見事なS字カーブを描いた暗渠だった。5年ほど前暗渠探検仲間に連れて行っていただいた場所で、近々再訪してみようと思っていたのだが、なくなってしまったとは・・・

下の写真は10枚目の写真と同じ場所だから、こっちは健在ということだ。
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杉並区内はコンクリート蓋暗渠の宝庫だが、このようにだんだんなくなっていっているのだろうか。やはり行けるときに行っておかなくては。


by tokyoriver | 2010-01-14 00:02 | 神田川とその支流 | Comments(6)
1985年の夏、学校の夏休みの自由研究で、神田川を源流の井の頭池から河口の浅草橋まで歩いて調査した。そのときの写真から、いくつかピックアップして現在の状況と比較してみる。
まずは桃園川と神田川との合流地点。杉並区天沼にかつてあった弁天池を源流とし、杉並区から中野区を東に流れる神田川の主要な支流のひとつだ。現在は全区間が暗渠化されている。

まずは1985年の写真。桃園川は合流地点まで完全に暗渠となっているものの、護岸は船の舳先のような、暗渠化される前の姿が残っていて、二つの川がここで合流しているということがはっきりとわかる。


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そしてこちらは現在の姿。神田川の川底を掘り下げる改修があったようだ。それにあわせて、桃園川の合流口は、何とも味気ないものとなっており、知らない人がみたら、そこで川が合流しているとは気がつかないだろう。


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川だけではなく周囲の風景も激変している。1985年の写真の右端に写っているビルが、現在の写真の右端の奥に辛うじて姿を覗かせているのが、唯一のはっきりした目印だろうか。そして神田川の上流方向にそびえ立つ沢山の高層ビル。85年の時点ではそこには空があるだけだ。

高度経済成長期に東京の景色は激変した(そして数多くの川も暗渠化された)のだが、その後もバブルの時期や2000年代の大規模再開発を経て、大きく変化してしまっていることを改めて感じる。1985年はすでにノスタルジーの対象になりうる年代となってしまっているのかもしれない。


by tokyoriver | 2009-08-22 21:12 | 神田川とその支流 | Comments(5)